実検劇団 ほだしよすが

芝居で、遊び尽くせ

舞台の感想 ユニット0(えん)さん、幽霊法可決

どうもこんばんは、主催の筑紫です。
朝夕が冷えるせいでしょうか、お腹を痛めました。おかげでご飯をお腹にやさしいものシリーズで埋め尽くしています。
しかし、なのにおやつとしてゆず胡椒味の柿ピーを買ってしまいました。がっつり刺激物。完全にアウト。
そもそもこれがお腹を壊した原因な気がします。
それはさておき。

昨日、おとといと上演されていた、幽霊法可決、を見てまいりました。
マスイさん、神門さんと一緒に。


場所はカフェ。もうもう、とてもかわいらしい場所で、わくわくしました。飲んだラテもおいしかった‥普段は普通のカフェだそうなので、遊びに行きたいな‥。
そんで、肝心のお芝居の話。
まず、前座とおまけとして、ギターと唄のユニットさんの登場。
驚くほど、うまい。
あれ?私今日これを見に来たんだっけ‥?と一瞬錯覚してしまうほど。
お客さんとの間合いも絶妙でまさに「会場をあっためる前座」のお手本のようなステージから、いよいよメインの舞台へ。

幽霊法が可決された近未来。被告人は幽霊。
しかし、本来の陪審員ではない人が紛れ込んでいることに気付いてから、事態は急展開に。
いったいこの裁判は、誰が誰のためにしている裁判なのか。そしてその目的は?

以前、出演者の方が何を話してもネタバレになる、とおっしゃっていたのですが、納得(笑)
場面の切り替わりの畳み掛けによって、どんどん話が変わっていくこの内容では、どこを話しても、ネタバレになってしまいます。
まー構成が複雑!
役者さんもメインの役に加え、兼ね役をたくさんこなしていきます。
頭が混乱する人も、いたかもしれませんね(笑)
そして、事件の裏側にあった色んな思いが紐解かれ、なんとも言えない結末を迎えます。
Twitterなどで見ていると千秋楽ではまた若干解釈が変わったのかな‥?)

どう思うか、は完全にお客さんに委ねられているんだろうなぁ、この本は。

しめの唄を聞きながら、「あるいは、」なんてことも思ったりして。
気付かない、見えない。伝えられない。
そうしてねじまがってしまう、そんな思いの話だったのかもしれないなぁなんて思うのですがちょっと感傷的すぎる気もします(苦笑)

そして今回ライナスに出演するおこめくんはなかなか難しい役を彼なりに解釈しながら向き合っていた様子。
真摯にお芝居をする彼の性格がよく出ていた舞台だったように思いました。
ライナスでは、いったい次はどんな色を見せてくれるのか。一緒に見つけていくのが楽しみです。